皆さん、こんにちわ!
先般3月15日(月)に、「Kansai-3D実用化プロジェクト」の成果発表会が大阪で開催され、ここに参加をしてきました。
「Kansai-3D実用化プロジェクト」とは、経済産業省が日本国内で3Dプリンターを使ったものづくりを普及させるために行っている事業で、今回は同プロジェクトに参加する企業9社(大企業5社、中小企業4社)が、独自の目的をもって挑戦した3D製造プロセス検証の検証結果が発表されました。
ODECは今回、中北製作所様の「安全弁構成部品における3D積層造形プロセスの適用検証」における3Dプリンターによる部品造形を担当させていただきました。
中北製作所様は、大阪・大東市に本社のあるバルブのメーカーで、大型船舶におけるバラスト水の自動制御システムにおいては、世界No1のシェアを誇っているようです。
このように主に船舶関連で使用されるバルブの一部部品(バタフライ弁)を金属3Dプリンターで製作することで、工程の圧縮や機能アップを図ることができたと報告されていました。
パンフレットや当日の資料にも、
協力企業として、ODECの名前を掲載いただいています。
3Dの事業は、企業の研究開発にかかわることが多く、やっていることをオープンにできないことがほとんどなのですが、このように発表される機会があると、私たちも製作したものの評価がよくわかって、やりがいも非常に感じました。
ODECの金属3Dプリンターサービスに対する、パネル展示もさせていただきました。下の金属部品が、今回製作した、中北製作所様のバタフライ弁です。
また、この発表イベントは、コロナ禍ということもあり、会場の来場者数は90名までとされていたのですが、オンラインでの参加を合わせると、約500名の参加があって、非常に盛況でした。また、TVなどメディアの取材も来ており、3Dプリンターでのものづくりが、注目されつつあるのかなあと感じました。
※当日のNHKニュースで取り上げられていたようです。
海外と比較し遅れをとっているとされている、日本の3Dプリンター活用ですが、徐々に盛り上がってきている印象が強くあります。
我々も、もっと様々な情報にアンテナを張って、よりよい3Dのものづくりを行っていきたいなと強く感じました。
最後に少しだけ宣伝。
ODECでは金属3Dプリンター製作で、お客様の製品開発や試作をサポートしています。もちろん、金属3Dプリンターでしか作ることができない、製品の量産にもチャレンジしていますので、お気軽にお問合せください。
ライター:ODEC 営業部 竹越